こんにちは、からくり職人です。
今日は前回カメラの電欠で記録出来なかった殻割動画とトリガー周りの改良
まずは動画を見て殻割方法をご覧ください
随分考えられて造られている感じ左側の金具はメカボックスの固定用
殻を閉じているネジは色々長さが有るので戻すときは注意しましょう
動画自体は殻割迄の工程です
以下の写真はトリガーストロークを3mm程度にするため
スイッチを早く押すためにプラバンを爪につけて延長瞬着で張り付けレジンで硬化補強
トリガーストップはガイド溝の中にスペーサー代わりに
ちょうどBB弾がすっぽり外れ止めはレジンで硬化固定
全体ストロークは約10mmスペーサー代わりのBB弾が6mm
残り約4mmそこでプラバンは3mmほどでSWを作動せる
そのまま1mm程度押し込むストロークを作る(この1mmが作動の安定)
トリガーSWには2点のマイクロスイッチがある一つ目はトリガーで押す
そのためセミオート・フルオート共に同じ引き代となっている(旧型やP90と異なる)
2つ目はセレクターで押すマイクロスイッチだこちらの機能はセフティー時と
セミオート時にはOFFのままでフルオートの位置でONする(これが肝)
メカボックスの横にはセクターアームでONするマイクロスイッチが有る
これら三つのマイクロスイッチの動きでMosFET基盤に送る信号の違いを
マイクロプロセッサーで検出してMosFETをスイッチングしてモーターを駆動している
セフティー位置すべtのSWはOFF トリガーも機械的に固定されて動かない
セミオート位置セフティーセレクトSWはOFFトリガーSWはON+セクターSWはOFF
この条件でモーターを駆動その後弾を発射した後セクターアームが動きSWがONすると
作動は停止する
(停止する際にモーターのブラシ部でスパーク発生これはブレーキ機能のためか?)
フルオート位置セフティーセレクトSWはONトリガーSWはON+セクターSWはOFF
この条件でモーターを駆動その後弾を発射した後セクターアームが動きSWがONしても
モーターは駆動し続けるため連続発射となる
他の機能はセミオートで作動後トリガーを引き続けると(10秒以上)MosFET基板上の
LED(赤色)が点灯するそのあとフルオートモードにて撃つと3点バーストになる
これもマイクロプロセッサーがONのSW状態をカウントして切替プログラム起動して
セクターコントロールSWのONの回数をカウントして3回カウント後モーターを停止している。
元のフルオートにするにはセミオートで再度10秒以上トリガーを引き続ける
この様にSWのON状態をマイクロプロセッサーが検出して動きをコントロールしていると考えれる
上記写真をよく見るとフレームとトリガーの段付きの部分のズレがわかると思うが
このずれの分が約3~4mmが今回のトリガーストロークとなった
トリガーの横のシリンダータイプのリターンユニットの中のスプリングを
柔らかい物に交換してあるので引きのフィーリングも良くなった
これで最大限電子トリガーを生かしたセティングが出来たと思う。
参考までにモーターピニオンの写真を
右側の方がG&Gの物もう一つはマルイ製ギヤーの角度が約1°程異なるので
モーターを交換する際もこのピニオンを入れ替えよう
あくまでもG&Gのベベルギヤをそのまま使う場合はギヤーノイズ増大や寿命の低下が考えられる
(ただし他のギヤーを交換した場合はそのままでよろしいかと・・マッチングを確認)
4月9日付け トリガーの動き追加動画です
いかがです、かなり電子トリガーを生かせた作動になった感じです
ちょいと重量はありますがCQBで取り回しの良いプルバックライフル完成です。